ワカサギ釣り@津久井湖攻略2(トップシーズン入り)

1週間前に続いて、津久井湖ワカサギ攻め、本年2度目。

沼本ボートさんの釣果速報によれば、トップシーズンに突入した模様。

今回の大失敗は、はやる気持ちを抑えきれず、仕掛け入れた道具箱を完全に忘れてきてしまい、さらには、スマホを車中に置いたままボートを漕いで釣り場まで行ってしまったこと(桟橋からポイントまではじっくり20分以上漕ぐことになります)。

幸いボート屋さんに仕掛けはあるので、それを入手して無事、スタートです。

7:20 到着

 入れ食い、入れ食い、しかも、何匹も同時に着いてくる。

 とまらない、とまらない、お茶も飲めない。

9:00 この時点で150匹は超えました

 このペースだと、100分で150匹ですから、納竿予定の15時まで、あと6時間=360分なので、さらに540匹積み増すことになります。そうだとすれば、690匹・・・

9:10 谷間のため、ようやく日が差して、寒さが和らぐ。

 手が冷たいことを忘れて朝一の稼ぎ時を頑張ったので、手が霜焼け寸前。ちょっと一息つこうかとつかの間の暖かさを楽しもうかというときに、大型ウグイの出現。貴重な仕掛け(現地購入の2つしかない)が一発アウトになりました。

 その後、もう一つの仕掛けで投入しますが、ぴたっと止まりました。

 他のポイントへの移動は、ボートでさらに漕ぐことになるので、ものぐさがって、ロープ伝いに移動できる範囲の周辺をボチボチ移動していたのですが、全く気配がない。

11:00 釣れない。

 なんだ、朝一だけかあ・・・。と腹を決めて、2つあるポイントのうち、暖かい日差しのある1つにボートを漕いで行きました。

12:00 気配なし。うーん。

 「日が照る場所はもしかして止まる?」

12:30 一番遠くて寒いポイントへ

 日陰で、しかも谷間が狭くなっていて風が冷たいポイントまで逆風のなかよいしょと漕いで到着。

 入れ食い、入れ食い、入れ食い、7本針に6匹も・・・。

 しかも、今度はサイズが大きいのも混じる・・・。

15:00 全然止まりません

 仕掛けを投入して、止まることは一度もなく。16時までボートは借りれますが、資源保護(笑)と手の限界のため、納竿を決意。

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478匹が埋まるタライ

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大型は抱卵個体が増えて贅沢な一品に

当歳魚が多く、数は出ます。大型個体は、15センチくらいのものもいて、抱卵個体が増えており、天ぷらにして、腹から卵が出ていますね。これは絶品なのですよ。

大型なので、二度揚げをしてみました。大型は、味がしっかりしていて旨い・・・。

(今回は、残りはすべて実家にお裾分けとしてクール宅急便

 

ついにトップシーズン到来ですな!

【今回の反省】

寒くても、我慢しろ(カイロと仕掛けを忘れないこと!)。

ワカサギの群れは日陰に寄るようだ。

ワカサギ釣り@津久井湖攻略!(初釣り日記)

冬期講習と年末調整、決算業務が終わり、怒濤の年末年始業務から解放されました。

ということで、初釣りは、津久井湖のボートワカサギです。

 津久井湖のポイント

相模湖もたまに行くのですが、相模湖のは当歳魚中心でサイズが小さい。数は自己最高で800匹以上とか相模湖の方が記録は伸ばせるのですが、津久井湖はとにかくサイズが大きくて(シシャモみたいな2歳モノのが釣れます)、数よりも釣り味が楽しい。基本的に底狙いになりますので、数は確かに伸びませんが、束釣りは普通に可能ですので、「数は伸びません」は失礼です。

今回も沼本ボートさんにお世話になりました。

沼本ボート

ここはマメにWEBを更新してくれて、釣れなかったときは釣れなかったと正直に情報を掲載してくれる誠実さが好きです(笑)。相模湖とか山中湖の有名どころとかは、30~500匹みたいな情報ばかりで、あてになりません。釣りは情報も命ですから。

それでも、初めてワカサギ釣りを津久井湖で始めてからいままで、最低が80匹で、最高は300匹以上ってのもあるので(もちろん事前のWEBと天候チェックによる)、沼本ボートさんもそう言われてますが、ここは隠れたワカサギの名所です。

もっとも、生身一つ、ボートで粛々と釣ることになる上、今日は釣れないな、と思ったら自分で漕いでロープを移動することになります。トイレは船着き場にしかないこともあり、いろんな意味で中上級者向けです。

船頭さんが魚探や実績であらかじめポイントになる部分にロープを張ってくれているのでそこに係留します(ロープまでは自分で漕いでいくか、曳舟をお願いできます。漕ぐと腕にもよりますが、20分前後。楽しんでもいいかと)。

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ポイントまで今回は曳いてもらいました

ポイントに到着したら、早速開始。

沼本ボートでの私の経験からの、釣り方を書いておきます。

【棚と仕掛け】

基本、底です。で、底に近い針に良くかかるため、針は6~8本で十分でしょう。14本仕掛けとかもやってみたことはありますが、相模湖ならまだしも、津久井ではオーバースペックのうえ、手返し(魚の取り外しとエサ付け)のデメリットが上回るので個人的にはおすすめしません。

水深はポイントにもよりますが、深くて20メートルあるかどうか、ですので、小型リールで十分、竿も、仕掛けが短めなので、1~1.5メートル前後が使いやすいです(もちろん、もっと短い専用竿使っている人も多数)。でも、長めの竿の人は見たことがないです。仕掛けもやはり、6本バリくらいが多数派でしょうか。

参考までに、当方の今回の仕掛けは、安くてコスパいい、「倍返し」ならぬ、

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ささめ針の速返し

★なお、留意しておいたほうがいいのは、少しハリスと針は大きめのほうがいいです。私は、上記速返しの2.5号でワンサイズ上のものを使いました。津久井のワカサギはサイズが大きめ(平均10センチ超え)なので、針が小さい必要はないです。また、底狙いのため、外道でニゴイがかかることがしばしばあり、仕掛けが小さすぎるとやられます。今回も、50センチのニゴイを始め、7回の大型ニゴイヒット。慎重に格闘し、なんとか釣り上げてリリースしました。ニゴイの若魚(10センチくらい)は30匹以上です。

※その意味では、この湖は中上級者向きかもです。そして、竿はやはり1メートル以上のものがいいと思います。短い方が誘いはしやすいのですが、この季節だと誘う間もなくアタリは出るので、私は1.5メートルの海のヘチ釣り用竿(穂先1号)を使っています。そうでないと、竿がやられるのを防ぐために、仕掛けを切るしかなくなってしまう。1.5メートル竿では、腕さえあれば、なんとか釣り上げられ、仕掛けも最小限のダメージで済みます(そこはやはり腕次第です)。

※船頭さんも、ドームや氷上用の竿ではなく、1メートル以上のやわらかい竿を使われています。船頭さんによると、ニゴイを水面までなんとか出したあとは、流木でたたいて気絶させないと仕掛けが破損する、とおっしゃっていました。タモ網使うと、タモ網に仕掛けが引っかかってお陀仏になりますしね。私は、水面で十分に弱らせて、ゴム手袋を用いて魚体を掴み、口元の針を切る方法で対処しています(針は飲み込んでしまっていることが多い上、船内に釣り上げると大暴れして、やはり仕掛けはお陀仏となります)。気絶させるのはちょっとかわいそうなので、わざわざそのためにゴム手袋を持参しております(笑)。

底狙いでも、根掛かりは一切無いので、とにかく、ニゴイによる仕掛けロスをどれだけ防ぐかがポイントです。予備の仕掛けは沼本ボートさんにも販売はありますが、ポイントから漕いで戻らないといけなくなりますので、事前にある程度の量を準備しておいた方がいいと思います(私は5つ持参し、今回は2つで済みました)。

※沼本ボートさんには仕掛けと竿、エサ(サシ、赤虫)が良心的な価格(上州屋やキャスティングとそう変わらない)で常備されています。相模湖や山中湖よりずいぶん安い(むしろ相模湖や山中湖は高すぎるw)。

【エサ・釣り方】

春の足音が近づくと、ワカサギは抱卵が始まり、食いが鈍くなります。誘いをしっかりと、上手にやらないと数は伸びません。しかし、シーズンイン~2月中旬頃までは、簡単な誘いでよく食います。今回は1月上旬の釣りですが、抱卵した個体は少なく、仕掛けを投入して、底にオモリをつけて糸ふけをとって1・2回ゆっくりシャクると、アタリがありました。ずっとそういう感じではなくとも、ボチボチ誘ってれば食います。初心者の人を引き連れて何度かご一緒したことがありますが、ちゃんと釣っていました。

サイズの小さい当歳魚でも、津久井湖のワカサギはしっかりとアタリが分かる上、2歳魚になると、ガッツリアタリがあって、とても興奮します。津久井のワカサギの釣り味は最高です。

穂先の柔らかい竿で、あまり長くない仕掛けであれば、初心者の人でも私は、釣りやすいと思います(ただし、ニゴイが来てしまった場合は、いつも、チェンジしてお世話していました)。

エサは、私は、赤虫とサシの二刀流。基本的に、サシの人が多い(関東のワカサギポイントでは珍しいです)。確かに、基本的にサシカット(カット無しでも)で釣れます。やや渋いときに、赤虫を併用すると伸ばせる、そんなイメージですね。サシの場合は、エサを変える負担が極端に減る(赤虫はサシより長持ちしない上、針につけるのが難しい)ため、継続して釣れているときはサシの軍配です。ただ、赤虫の方がやはり食いつきがいいことは間違いないですので、エサの交換に慣れている中・上級者の方は赤虫でもいいと思います。私は、80%赤虫、入れ食い状態の時にサシに変える、そんな使い分けをしています。それでも、1回の赤虫で4~5匹は遊べますし、仮に食っていなくても30分くらいは耐えられるので、赤虫慣れしておくと伸ばせるように思います。

【完全防寒が必須】

はっきり言って、かなり寒いです。谷間の湖のど真ん中の吹きさらしの真冬。想像して下さい。都心と5度以上違うと思っておいた方がいいです。ちょっと風が吹き、太陽が雲で隠れようものなら、体感温度は0度くらいと思っておきましょう。不安定なボートの上に座って、あまり身動きは取れず、粛々と手だけを動かす釣りになるので、身体は温まりません。

私は、「ワークマン」でそろえた完全防寒着(イージス上下セットがおすすめ)に、同じくワークマンのネックウォーマーロングタイプとニット帽、またまたワークマンにある作業用の滑り止めのついた作業用手袋の親指と人差し指部分のみを自分でカットしたものを使っています。あとは、滑らないような長靴。釣具屋でフルセットだと、軽く1万円を超えますが、ワークマンでは8000円くらいで全部そろいます。ワンサイズ大きめのサイズにして、しっかり中も着込んでおく(下半身が重要です!ジャージを下にはいて、さらにワークマンの防寒着でこちらも重ねておかないと実に冷えます)。それでも、船着き場帰着後は、身体がこわばっているのが分かります。

【その他必須なモノ】

・バケツ(魚入れ)

取っ手の付いたプラスチックザル(ボウルとセットの100均のものが最高)

 →魚を扱うときに重宝。水温が極めて低いので水を触るとしもやけするレベルです。

・ボロタオル(複数)

 →必須。手洗ったら即タオルで拭かないとしもやけします。また、複数あると、魚触った後などで使い分けられます。

・顔を拭いてもいいようなタオル(1枚)

 →鼻水が出るほど寒いです。ポケットティッシュでもいいですが、実に面倒な上、量が必要なので、清潔なタオルを複数枚持参して、ちょいちょい拭っていました。

【あると便利なモノ】

・使い捨てのゴム手袋(ニゴイ対策も含めて、水を触るときに)

・カイロ(冷たい水を触ったときにしもやけしないように)

・ハンドクリームなど(顔や手に塗っておくとしもやけしません)

・マスク(実は寒さ対策になる)

 

手軽さもワカサギ釣りの魅力ですが、準備は万全である方が、絶対いい釣りになります。防寒必須、仕掛け必須で楽しみましょう。

 釣果発表

さて、今回の釣果ですが、

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7時間で、140匹以上でした!

津久井湖にしては珍しく、当歳魚が多く混じっていたので、小さめのものが多かったですね。しかし、ご覧の通り、12~15センチモノが混じっていて、シシャモかよ、って思いますよね。今回は、初心者の同僚と一緒の釣行で「ガチ」モードではなく、楽しみながらの釣りでしたので、200超えとはいきませんでしたが、同僚も80以上釣って「時の流れを忘れた」と大満足だったようです。

 

【調理】

ワカサギの最後の楽しみは、やはり、食うことです。

相模湖や山中湖のワカサギは、水質がキレイなのでもちろん臭いということもなく、おいしいですが、サイズが小さいので食い応えがね…。

しかし、津久井湖のワカサギはというと、

水質:道志川(キレイな清流)の流れ込み。相模川上流部。ここは、神奈川県の上水道水がめの一つなので、キレイです。臭みは全然ありません

※ワカサギは、独特のキュウリのような臭いがしますが、これは、ワカサギが「キュウリウオ」の一種だからです。鮎と同じ。キュウリの臭いだと思えば、ストレートな生臭さに比べれば寧ろ好ましいと思います。

食べ応え:サイズがでかいので、食べ応え、そして食味がよい

やっぱり、魚は大きい方が味が乗っています。天ぷらやフライが代表的な調理になると思いますが、大きい方がワカサギらしさが際立ちます。私が津久井湖にハマっているのは、釣ってよしに加えた、食ってよしが最大の理由です。

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ワカサギの甘煮と天ぷら

天ぷらは代表的な調理法ですので、言うに及ばず(今回は、天ぷら粉に少しダシを加えているので色が濃くなっています)。小型~中型のワカサギをカラっと揚げました。

そして、あまりに大きいので、ハエ(オイカワ等)を煮付ける容量で、また、ワカサギの上品な味を活かすために、少し薄味で、煮付けてみました。型崩れなしで金色のテカリ、巧くできました(自画自賛)。ワカサギの上品な味、薄味でやはり正解でした。とくに、大型で、抱卵モノも混じっていまして、これが堪らないわけです。

また、そのほか、炊飯器にダシを取って醤油を少々。ワカサギをそのままぶっ込んで炊き込みますと、キレイなワカサギ炊き込みご飯の完成(めちゃくちゃ簡単)。これは大好評でしたね。

それから、自己流の捌きを卒業しようかと、

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いちばんくわしい 魚のおろし方と料理

しかし、この46種の魚のどれも釣り人的には大変うれしいものが多く、いつになったら応用が利くことやら。イサキと鯛の類いは大活躍しそう。

2月までは、暇さえあれば、ワカサギ攻めになりそうな予感で、初釣りは大成功でした。

沼津遠征

 実は2度目の沼津遠征。

前回は、有名な静浦堤防にて、普通のウキフカセの仕掛けを持って行ったらそこは遠投カゴのメッカでありまして、水深も相当深く、完全に竿と仕掛けが違って、小鯛のみという釣果で、今回は仕切り直しです。

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静浦堤防と富士山・夕暮れのマジックアワー(1度目遠征・この景色だけでも堪らない。)


遠投カゴ釣りの経験はこの方ありませんで、また、車がコマセ臭くなるのを避けるために、ウキフカセまたは投げ釣り、脈釣りというポイントを探しました。

そこで、木負堤防へ。年末最後のトリ遠征。

結果は、次の通りです。

ガラカブ(熊本地方の呼び名、カサゴのこと)が脈釣りで楽しめました。ウキフカセは、ネンブツダイとベラ、コッパグロ(ミニメジナ)の猛襲で釣りになりませんでした。

 

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大満足のカサゴ釣果(持ち帰っても全部生きてた)

そこで、堤防沿いの捨て石まわりを丁寧に探る。

 

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テトラ玉

根掛かり率が圧倒的に低いのは、このオーナー針のテトラ玉(ブラクリ仕掛け、最近、釣具屋行かずにAmazonの方が安くそろうのでありがたや)。そんなこともあろうかと、冷凍庫に眠っていた秋の味覚の余り(サンマの切り身)で。

1時間少々で十分な釣果。渓流釣りもそうですが、本命がいる場所を探し求め、ズバリ本命が潜んでいる場所は、仕掛けを投入した瞬間にガツンとアタリがあります。奴らは水面下からちゃんと虎視眈々、獲物を見ているわけですね。そこでいかに冷静に、合わせと場所に応じてせめぎ合う(やりとり)ことが出来るか。

今回は根魚でゴロタ場ですから、適切な抜き上げがポイント。テトラ場はわりとブッコ抜きはしやすいのですが、食わせと合わせのタイミング、意外に難しい場所でした。食わせすぎて根に入れてはだめですし、食わせが甘いとばらしが発生する。エサが小さめだとベラの猛襲に遭うので、大きめのエサでトライするのですが、食わせが難しくなる。

根魚のポイントは、一度釣り上げると、なかなか新しい魚が入ってくるまでに時間がかかるため、一発勝負です。人気の堤防なので、どこも釣れそうな捨て石たくさんあるんですけど、小さかったり(リリース)、ベラばっかりだったり、100箇所以上釣り探って、上記の釣果。でも、十分に楽しめました。

年明け(記事は年明けに書いてる)から春はワカサギに没頭する予定ですので、春メバルの時期に、もう一度遠征予定です。

 

会社のPC入替作業

つづいて、会社のPCの複数台を入れ替えました。

Core i3の第3世代モデルをずっと使っていたのですが、会計作業もクラウド、給与計算もクラウドDTPIndesignは使うわ、Photoshopは使うわ、Quarkexpressまで使うわ、そして最近は動画編集も。さすがにスペック不足を痛感しての導入でした。

PCの入替となると、ハードルが高いのは、とにかくファイルの移動です。同じ環境にしたいわけですが、会計関係の以降はクラウドなので楽ですが、ソフトのインストールし直しや、銀行取引関係の電子証明書e-tax等、まあ、いろいろ大変なわけで、特に総務のPCとなると数日がかりです。

そして、SSD+HDD環境の恩恵を多分に受けていましたので、今回もそこは譲れない。

そこで、DELL Inspiron 3470を購入。Amazonサイバーマンデーセールでとってもお得でした(5万円切っていましたよ、本家が8万以上なので、すごい)。

CPUが第8世代Core i5-8400なので、ゲーミングPCに匹敵(ただし、グラボとマザボの関係でゲームは難しいと思われる)するCPU。事務作業とDTPには威力を発揮しそうです。

で、標準だと、SSDがないので、増設可能かチェックしてみました。

うん、M.2 SATAのスロット、空いてる。メモリスロットも空きがある。

てことで、到着後、一度も起動せずに、速攻で、同時に買った5000円くらいのSSD(256GB/WD Green)を増設。筐体開けてから、起動開始まで3分少々。

んで、今度は、あらかじめ作成しておいたWindows10ブート用USBで起動して、HDDをフォーマット(ごめんねDELLさん、中身のプレインストールのものとか一切確認せずにフォーマットしてしまった)し、かつ、何の問題も無く認識したSSDにシステムをインストール。

インストールから、再起動して、おなじみのWindowsが立ち上がるまで、30分前後。商品開封の儀から1時間経過していません。

はえええええ。

新しいCPUってこんなに違うの・・・。同時に2台セットアップと増設をしたのですが、並行作業なのでやはり1時間かかっていない。

それからあらかじめ構築したクラウドを用いて移行作業スタート。こちらは別の作業をしつつでしたが、2時間くらい。それからクラウド同期が8時間(授業が6時間ある日だったので、問題ない(笑))。終業時刻には、終わりました。

なにより、総勘定元帳の検索やDTP、データベースでの体感が全然違う。SSD環境を導入したときも驚きでしたが、驚きを禁じ得ません。

SSDとダブル購入で6万円切っていますからね。BTOも考えたのですが、これで正解だったようです。メモリの増設は保留しましたが、今のところ、8GBでもそんなに問題ないようです。様子見です。

自宅のmac miniもモデルが2012モデル(ただし、SSDにして、メモリも32GB積んでる)ですからね。そろそろ引退かも。

WD Cloud (NAS)によるクラウド環境の整備

Dropboxによって役員間または従業員間でファイル共有を行っていたのですが、何せ従業員間でのデータ共有はその量が膨大すぎて、PCごとの同期設定が非常に煩雑になったことから、このたび、NASを導入して、社内ファイル共有システムを再構築しました。

結果、次の2製品をセットし、運用を開始しています。

 

www.synology.com

www.wd.com

 

このうち、SynologyのNASは、Cloudstationというアプリを経由して、また、WD CloudはWD Syncというアプリを経由してDropboxのような複数端末前提のファイル共有システムを構築することが可能です。

SynologyもWDも開発元が日本語のWEBがありますし、アプリも日本語化されているので、まあなんとかなるだろう、と構築してみました。

結論から言うと、成功で、Dropbox類似の共有システム、絶賛運用中です。

Synologyのほうは、やや設定にクセはありますが、余計なことはせずに、すぐに運用できるようになりました。ディスクは自分で調達する必要がありますが、好きな容量でセットアップ可能ですし、増設も可能で拡張性は高く、NASを複数設置する必要がなければ、これで十分かと思います。

もちろん、このようなシステムを外注して構築すれば、アカウントの問題などはおきないわけですが、Dropboxと比べて青天井に高額なシステム維持費が必要となりますので、私の会社の規模では猫に小判です。自前で、安価に頑張れるなら、頑張ってみる(それも楽しみの一つです)。

一応、社長をしておりますので、社長のみが握る情報ってのは多数あります。また、私は講師でもありますから、自分で作り貯めたオリジナル教材や受験のノウハウなど、自宅でもいろいろ参照すべきものをどうするか、ということもあって、WDも導入してみました(こちらは私費で自宅に導入したので、それ以外に自宅でファイルバックアップなどで活用中。物理的に会社に置かないのもセキュリティです(笑))。

そこで、大変難儀したのが、WD Syncでのシステム構築です。普通のネットワークディスクとしては、速攻で設定が終わります。HDDも内蔵しているため、ハードをいじる必要も無く、認識もすごく簡単で、Synologyよりは導入のハードルは低いと思います。

じゃあ、次に、WD SyncでDropbox類似環境の構築。これがもう、地獄でした。

参考までの当方は、

mac mini (Bootcamp でWindows 10)を利用しています。

WD Cloud | WD サポート

同胞のマニュアルなんてものは存在せず、ペラ紙一枚で、あとはWEBを参照しろ、という徹底したアメリカナイズな考え方ですから、上記サイトからソフトをダウンロードしたり、設定マニュアルを参照したりします。

そして、Windows版WD Sync (最新ver.1.4.6698)をインストールしても、設定は複雑ではないのですが、401エラー(アクセス権限無し)が出ます。そこで完全に詰みます。

サポートを隅々まで読んで、英語版のサポートサイトを参照したりもしたんですが、解決にならず。そこで、全然使わなくなったmac環境でブートし、macで構築したら、こちらはエラーなしでスンナリと進みました。

しかし、共有したいPCは100%Windows環境ですからね、これじゃあ意味が無い。

そして、たどり着いた結論は、旧バージョン探し。古いレビューだと、巧くいっているという書き込みが多数あるため、旧バージョンならできるかも。

ありました。アメリカに。検索に検索を重ね、たどり着いた先は、

Software Informer - Windows software downloads and editorial reviews

ここには、旧バージョンのモノが上がっています。

※利用は完全に自己責任で!ウイルス対策など、綿密に行うこと!

ウイルスバスタークラウドで確認を取りました。こいつは信頼と実績!(笑)

 マカフィ●とか最近やたら抱き合わせてきて、お前さんこそマルウェアだと・・・

で、インストール後、速攻(5分未満)でセットアップ完了。同期、かかりました。むしろ、その前に数日要した。

いや、疲れた。セキュリティの問題とか、旧バージョン使いもあるし、ある程度のリスクは承知(承知できるものを同期しましょう。承知できないものは、Dropbox使ったり、お金を払うべきです)で、自前構築してみました。

※現在、WDのサポートサイトに行くと、なぜか旧バージョンもダウンロード可能になっていました。世界的に401エラーの不満が出ているみたいですからね、最新版はいったん取り下げたわけではない(未だにダウンロードリンクの最初は最新版)でしょうが、WD自身がバグ対処中ってことかもしれません。NASのHDDでは信頼のあるところなので、期待したいですね。

以上、ファイル共有環境構築のお話でした。

この年末年始、会社のPCまわりはかなり整えたので、備忘録がてら。

スマホは最高のパートナー

スマホ中毒」「スマホ依存」

とりわけ中高生を中心とした教育現場では、そんな話がよく聞こえてきますね。

先に結論から言うと、私はスマホ信者でして、スマホのおかげで数百倍世の中が面白くなったと考えています。ついでに、上記のようなスマホを中高生に持たせてはいけない、という論者に対しては、強烈な物言いで恐縮ですが、仮に中高生のある一人が「スマホ中毒」とか「スマホ依存」によって非生産的な困った子になっているのであれば、それは周りにいるスマホを与えた大人の責任そのものであって、当該中高生には責めるべきところはない、と言い切ろうと思います(現に対面でそう言い切ってます)。

それは、大人たちがスマホの正しい使い方をそもそも出来ていないから。子どもは大人の背中を見て育つわけですから。

 

東大生たちとふれあう機会もありますので、彼らとスマホ談義をしているときに大いに共感するのは、彼らは本当に、スマホと実に生産的なパートナーシップを築いているということです。

※東大生がすべてではないですが、私は、東大に合格したことは十分に胸を張るべきことであると考えておりますので、彼らの所作を参考にすることは、示唆に富むことだと考えています。

かくいう私も、最近、新しいスマホに変えて、私の一日のスマホ操作のログを取ってみたところ、日中は、仕事のコミュニケーション(ただし、メール、LINEなどが多い)+スケジューラー+各種ニュースアプリ+株式情報が合計7割、「2割ほどGoogle検索」、という感じです。

東大生たちと共感を持った部分は、この「2割ほどのGoogle検索」ですね。

電車の中の社内モニターでも、吊り広告でも、あと、ニュースアプリの情報でも、株式情報でも、なんでもそうですが、ちょっと気になることについては、良きにつけ悪しきにつけ速攻検索してちょいと調べる癖があるんです。

例えば、電車の車内モニター広告で、

www.dog-theater.jp

ご覧になった方、多いと思うんですよ。この犬のCM。

「何の会社?」的なCM打ってて、なんじゃこりゃ?

では、そのCMを車内広告で見た、10分後に、日清紡がどういう会社が説明できる人は果たして、車内に何名いると思いますか。

 

試しに、東大生にけしかけてみたんですよ。「ほら、あの犬のCM知ってるでしょ?日清紡の」って。かなり長期にわたって車内広告打ってますしね、知らない人はまあ、私がけしかけた東大生にはいませんでした。

で、「何の会社?」って聞いたら、ちゃんと知ってるんですよね。

そこで、「どうやって知ったか」といえば、「Google先生に聞きました」と。

そこがポイントだと、私は思います。

 

実生活では役に立たない気もするし、もしかしたら死ぬまで日清紡のことなど知らなくても、年収に1円も関わってこないし、些末なことかもしれません。日清紡に限らず、結果的に、なぁんだ、どうでいいや、ってことも調べた結果、「大いに」そうであるほうが「多い」。検索した1分後には、忘れるかもしれません。

しかし、こういうアンテナから不断に入ってくる情報には、たまにとはいえ、日々の生活に何かをもたらしてくれることだってあるわけです。それこそ、面白い漫画に出会った、とか、番宣で面白いドラマに出会えた、面白いことをしている人をみつけた、面白い本に会えた、面白いイベントを知った、気にもかけていなかった会社が実はかなり面白いところであり、就職先になってしまった、なんてこともあるそうです。

もしかしたら、ひょんな広告から「検索」によって見つかった日清紡は有力な就職活動の候補になることだって、ありうるのです(私は、かなり魅力的な事業を行っている会社だと思いますよ)。そうやって「日本郵船」に就職した知り合いもいます。

別に、就職活動に限った話ではなく、こういうアンテナとしても、スマホを活用することが出来ているか(ケータイにアンテナなきいま、それ自体がアンテナになるとは)。

 

知らない言葉の意味でも結構。読めない漢字でも、なんとか検索できる時代です。最後はその例文まで検索できる時代。ものの1分かからずに。そして、使いこなせば、PCを開く必要すらないことだってままあるのが現代のスマホです。

 

もちろん、ソシャゲにハマっていることもあるでしょう。それを非生産的だと批判することはたやすいが、単にそれは余暇の価値観の違いでしかない。体を動かさない余暇はダメで、なんて実にくだらない批判です。東大生のデレステユーザーの極めっぷりは尋常じゃないですよ。いいじゃないですか。

 

ネガティブな面は、どうしても、フォーカスされやすい。スマホ中毒、スマホ依存。こんな記事も目にしました。

headlines.yahoo.co.jp

こうした注目されやすいネガティブなものを容易に一般化する傾向は、思考エラーの一種です(「暴力ゲームが暴力を助長するという論理」)。学力状況調査がいかなる手法で実施されるかによっても、結果はすぐ変わります。世論と同じです。こうした思考エラーを回避し、状況に応じた妥当な判断を下す力も、実は様々な視点から検討を加える、アンテナに由来するものであると、私は思います。

※正答率の低下が顕著で困ったことだ、と思うのなら、家庭環境も変数にして分析すべきであると思いますね。きっと鑑みられているようには思えません。もしかしたら、学校の教師の教え方に問題があったり、偏差値教育批判はさておいた上で、ひとかたまりの公立校という枠組みでないものでやってみたりすると、違った結果が出るかもしれませんよ。

 

別に、スマホ信者が東大に行ける、と言うわけでも、もちろんない。要は、スマホ社会は避けることがもはや不可能です。スマホ使えない人は、住みづらい、損をする世の中にもう、なっています。その中で、いかに生産的なパートナーシップを結べるか、そこに議論の的がシフトする時期が来ているように思います。

スマホ使えない教師はダメな人が多いです(うわ、もっとひどい論理(笑))

 

「やがて君になる」について(2)

 1週間ほど、漫画を読む時間もあまり取れずにいましたが、アニメ版を見まして、一挙公開分をAmazon Primeで見てしまった今日この頃です。

 第6巻のラストに、コップから水があふれて、「想いは―どうなる」という第7巻の予告を前に、これまでの描写をしっかり味わってみよう、と思っております。

 とはいえ、まだ他の百合漫画に手を出すことはしておらず、百合漫画というジャンルについてどうこう言う資格もなく、たまたま、主観的に、「すごい漫画が百合漫画だった」というに過ぎず、純粋に素晴らしい作品として「やが君」を見た、というに過ぎない。

 (これを契機に、とおすすめの百合漫画を教えてくれる方もいるのですが、ごめんなさい、紹介された作品名、忘れてしまいました。)

ddnavi.com

 

(以下、引用)

──全体としては、どれぐらいのところまで来ているのでしょう。

仲谷:8割ぐらいでしょうか。決めていたゴールに向けて、必要なことを必要なだけ描いているつもりです。いよいよ最終章に入るぐらいの気持ちなので、ぜひ見守ってほしいです。

(引用終わり)

 

 

 と、ここで派生した考えを一つ。ここからは「やが君」とは離れます。

漫画(に限らず、作品の)「最終章」について。

 私は、舞台や映画も割と見る人種で、特に舞台は結構シュールなものから、一人芝居、大人数ものまで時間とインスピレーションで見に行きます。漫画も、長く愛読しているのは藤子作品や手塚作品、野球漫画など。こち亀(とりわけ二桁巻まで)も好きですかね。

 

 藤子作品やこち亀ではあまり縁のない「最終章」ですが、この最終章ってどういう形をみなさん望まれるのでしょうか。

 ひぐらしシリーズや藤子A作品など、救いのない超バッドエンドな展開や東京大学物語のような夢オチも市民権としてあると思いますが、個人的に、そう、個人的にとお断りした上で、あまり好みません。基本的には幸せになって欲しいし、そうでなくてもあまりキッツい終わり方だとしんどい。

 その意味では、例えば高校の生徒会長の座を巡る野心漫画「帝一の國」などは、巧いな、と思いました(たんなる野心家ではないところがまたいいわけですが)。生徒会長選挙に負けはしたが、「負けたのと勝たせたのは違う」というのを見事に首相に返り咲かすあたりが実に面白くありました。

 とはいえ、天邪鬼的なところもありまして、あまり口当たりのいい最終章となると、幸せに終わっても、それまでの話の積み重ねが何かをそいでしまうのではないかという勘ぐりをする読み手で、実にめんどくさい。

 これは舞台にも言えることでありまして、結構見に行く劇団では、ライブでは結末がよく分からない、というものもあります。敢えて作家が観劇側にそう投げている気もするところが実に堪らないわけで、しばらくいろいろ考えた上で、映像などでもう一度見て、伏線の回収から始め、その意図に気づくときなどもう、祝祭的興奮を禁じ得ない(何を言っているのでしょう)。

 そんな感じで、口当たりのいいオチをつけられてしまうと、「うん、良かったね」って思うのですが、なかなか記憶に残らず、という形になってしまうことがあります。

 世間から怒られるのを承知で、敢えて言うなら、聖地巡りなどで社会現象となった飛騨髙山を舞台とした例のアニメ映画などは、口当たりがよいというか、鑑賞しつつ時を隔てて同じiPhoneが使えるのだろうか、などと考える余地があるなどdetailがやや雑な感じというか、情景描写も気になった関係で、ちょっとストーリー全体がすでに記憶からピンボケしています。絵はきれいでしたけどね(遠い目)。

 中には、最終章を完全丸投げするようなものもたまにはあって油断しててぶん殴られるような衝撃的なものもありはします(「ゴドーを待ちながら」とか、それが傑作と言われる所以でしょう)が、最終章の在り方って本当に難しいんだろうと思います。

 今回、仲谷さんのインタビューはその意味で、本当に、実に期待を抱かせてくれます。これまでにない何かが見られるかもしれないと、伏線や情景描写、機微をゆっくりと回収しながら、いろいろ考えて、最終章を待っている状況です。

「必要なことを必要なだけ書く」ことは本当に難しいと思いますが、「コップがあふれるまで」についてもそのお力をひしと感じました。

 また、「やが君」に戻った?この拙文も結局結論はどうなんだ、という意味においても、「最終章」に向けていかないといけないわけですが、結論は、あまり考えていませんでした。必要なことを必要なだけ書くことは難しい。

 

 でも、なお、これは言えるかな。

 口当たりの良さをとってつけることは蛇足である。口当たりが良いこと自体は別に良い、とってつけることがまずいのだ。

 

 テレビドラマだと、逃げ恥などは、口当たりの良さのある終わり方でしたが、上手でしたよ。

デスノートは、続編が本当に不要でした

白い巨塔も続編が本当に不要でした

 

↑とってつけた論評ではないのか(この記述自体が蛇足ではないのか(この記述も・・・))。