船長デビュー準備中
1級船舶免許が海事代理士から届きました。合格の翌日には手続を終えてくれて、スピード発行と相成りました。
運転免許証に比べると、ペラッペラです。意外と。しかし、財布がかさばらないのはありがたいし、実は折れ曲がりにくく、さらにどうもこれは、水に濡れても大丈夫なようなプラスチック仕様になっているようです。改元何のその、平成36年まで有効。
せっかくの1級ですからね、湖沼や免許不要の2馬力ボートではなく、今すぐにでも沖に出たい。そういうわけで、ヤマハのレンタルボートへの入会資料を取り寄せました(※ヤマハで沖釣りくらいなら、2級で十分である(笑))。
いろいろ情報収集していると、湘南から伊豆半島へ向けてのクルージングなんてのも可能なようで、1級だと最短距離で突っ走れるらしいです。道の駅ならぬ、海の駅なんてのもあるらしく、ゲスト係留も可能ということで、まさに海の駅。
しもだ海の駅への【アクセス】
N 34° 40.433´ E 138° 57.843´
ああ!素晴らしい。住所じゃない!
下田へ入港の折は神子元灯台を南約180度ぐらいに見て2マイル沖から入港してください。
これはたまらん。実際はGPSで行きますんで、海図の作業なんてのはないわけですが、1級で勉強した海図の作業のおかげでドヤ顔でわかるじゃないですか。
湘南から下田となると、相当のロングクルージングになるので、いきなりはまだ早いと思いますが、趣味の世界は広がりましたな。
大島の陸っぱりはもう、最高というほかないのではございますが、相模湾の沖に出れば今の時期ならアマダイをはじめ、季節が暖かくなればメバルにイサキ、青物。
今年の夏は、大島行かずに沖釣り三昧になりそうです。
まずは、初航海をいつにするか。ヤマハからの返信を心待ちにする日々です。
日誌をつけることの重要性(2)
受験勉強における日誌の活用法
第2回以降は,東大をはじめとした超難関大に合格するというケーススタディを通じて,「受験勉強」における日誌の重要性について,そのツールなどもご紹介しながら,お送りしたいと思います。
東大など超難関大ばかりが大学ではありませんが,東大に合格するにあたっては,「頭がよければそれだけで受かる」というケースはまれです。頭の良さはあるにこしたことはありませんが,勝因の9割以上は,「徹底的に自分を律し,努力を重ね,自己コントロール」をすることにあると思います。私も日誌をマメに書いていましたし,身近にいた難関大合格者たちは,日誌をうまく活用していました。志望校に合格する,という目的こそ違えど,目的に向かっていかに日誌を活用するか,という点においてはビジネスにも役に立つと思います。
とくに,現役の学生たちは,現代的ツールを使いこなして,私たちが手書きの日誌で頑張っていたころとはまたひと味違った日誌の活用をしています。
複数回に分けて,まずは日誌の在り方とツールについて掘り下げながら,具体的な日誌の活用法を探ってみたいと思います。
やはり「マメ」につける
やはり,マメにつけることが極めて重要です。ある東大生の事例を再現してもらいました。右側に,そのメリットをコメントしています。
どうでしょうか。特に形式張ったものでもなんでもなく,誰でもやれそうな日誌になりますよね。しかし,これを例えば1日8時間勉強するとして,書き連ねていくとかなりの分量になります。それを1日の最後に見返すと,1日をきれいに総括できます。やり残したこと,うまくいったこと,今日は1日頑張ったという感想でもよい。それによって,明日の自分にどういうメッセージを残すか,決まるわけです。
そして,明日の自分がそれをもう一度(昨夜と含めて実は二度)追体験することで,1日をしっかりと確かに自分の中に,そのタスクとともに刻み込むことができるのです。1日1日を大切に,というのをきちんと実践できている気がしますよね。大事なことです。
ポイントは,なんでも,書くことです。どうせ自分のためで,自分が分かればよいわけですから,自ずと総括で追体験をする段階において,情報の取捨選択もあるでしょう。そうやって整理がついていくわけです。
では,次に,どこでも,いつでも書けるように何かツールはないでしょうか。私は1冊の大学ノートを使っていました。手書きです。手書きのメリットは,追記が楽だということです。アナログなりのメリットは十分にある。
しかし,スマホを持っていない高校生はめっきりと減りましたので,スマホを使ってうまくやれないでしょうか。私もここ十年くらいはスマホでやっていますので,次回は,実際にスマホを使って東大に合格した人の事例をご紹介しましょう。
3ヶ月目のGoogle Pixel 3
6台目のスマートフォン Pixelちゃん。
スマホを使い始めてから、約10年。これで6台目となりますが、Google Pixel 3に換えてから3ヶ月が経過しました。一般人目線で、Pixel 3をだらだらと考察します。
なお、前機種は、Zenfone 3でした(その前はiPhone 6、その前はiPhone 5、その前はNECのMedius、その前は…)。なお、iPhone 6からは格安SIMで運用中です。
Zenfone 3は全くもって素晴らしいSIMフリー端末でした。
初期のAndroidキャリアスマホは、余計な消せないプリインストールアプリがうざすぎて、とてもしんどかったので、iPhoneすげえええってなってたんですが、なぜか外れくじをたくさん引きまして、初期不良やら原因不明の不具合やらでGenius Barに3回行ってそのたびにリセット復元を繰り返しているうちにiPhoneへの愛想が尽きてきていました。。
そのころ、SIMフリー端末のなかなかのヤツが出回り始めまして、プリインストールアプリの呪縛から逃れられそうだということ、バッテリー容量も十分だし、SDカード使えるし(いつもiPhoneはパンパンでした)、何しろ本体価格が安く、コスパ最高!ということで、Androidに出戻りして現在に至ります。
Zenfone 3で普段、困ったことはありません。カメラだけはiPhoneのほうが良かったですが、それほど困るような使い方をもともとしていなかったので、不満を感じたことはありませんでした。ちょうどZenfone 3を使って2年になろうかというときですかね、ある日、愛用アプリ(デレステ)をアップデートしたら、急にカクつくようになりまして。無論、デレステなど、2Dモードでやれば問題なく動きましたし、OSのアップデートもしっかりAndroid8.0まで行われましたから、買い換える動機にはなりませんでした。
Googleから何か出る!
そんななか、Googleからスマホが出る、というニュースが出まして、ガジェットニュースを見ていたら、本当に欲しくなってしまった。デュアルカメラ当然のこの時代に、シングルカメラ、SDカード非対応、メモリは4GB、明らかに攻めの価格設定(iPhone並み(笑))。残念なスペックだ、などという記事もちらほら出ており、また、世間はiPhone XSやXRの発売前とあって…。
しかし、オクタコアだとかメモリ8GBだとか、4つのカメラレンズだとか、もう、何がなんだかというハード進化競争の中で、敢えてこのスペックで攻めの価格でリリースということは、Googleが何か違うところで本気を見せてくれるに違いないと直感で感じたわけです。それに加え、ピュアAndroid、3年間のアップデート保証、無制限のフォトストレージというGoogleならではのインフラ、さらには、日本仕様のNFC(おサイフケータイ)。これはもう買うしかない。
発表日に予約をして、到着を待ちました。その間、せっかくだから徹底したキャッシュレスならぬ、財布を膨らませて仕方ないカードレスを実践しようと(キャッシュレスは2年前から徹底しております)、VIEWカードをつくってみたり(モバイルSuicaの準備)しておりました。
Hi there!
発送の連絡が来てから、毎日ヤマト国際便の追跡をして、今か今かとわくわくしながら待っていました(とっくにビューカードや、ケースなどのアクセサリのほうが先に到着済みという…)。
さっそくカードレスするぞ!
デレステを機種変するぞ!
アプリを全て移植するぞ!
SIMカードも入れ替えるぞ!
・・・
・・・
悲報。SIMカードサイズが違う・・・
ZenFoneはmicro、Pixel3はnano。。。
SIMカードサイズ変更で、開封の儀から1週間、Pixelはお預けとなってしまいました。
SIMカード到着、速攻でカメラ小僧
こんなに苦しいお預けを食らった1週間はありませんでした。
SIMカード到着後、速攻でPixelもって、町中をあるいて回りました。用事も必要も無いのに、わざわざPixelのモバイルSuica定期券で隣の駅まで行って降りてみたり、必要も無いのにわざわざおサイフケータイ使ってみたり。
そして、何よりカメラです。毎日これでもかというほどPixel関連のガジェット記事を漁っていましたので、カメラが楽しみでした。
ZenFoneと一緒に、レッツゴー。散歩がてら、自宅から延々と歩いて、夜景を撮りに行きました。
おお、違う!(この時点では、夜景モードは非実装)
ZenFoneに花をもたせようと、ZenFoneでは何度も取り直してベストなやつ。
Pixelは一発でこれ。すごい。
また、歩いて歩いて、こんなどうでもいい風景を。
やはり、ZenFoneは10回くらい撮り直したものです。
「八王子 2km」の看板の鮮明さ、あと、オレンジランプの自然さが、すごい。肉眼に近い色合いは、Pixel3のほうです。対向車もキレイに捉えられていますね。
西を向いているのですが、西は田舎の方角。闇が際立ってよい。
つづいて、場所は違いますが、
これはZenFone3もよく撮れている。
これはあまり差はないですかね。少しZenFoneのほうが、イラストっぽくなっていて、Pixelのほうが肉眼に近いかな。
そんな感じで、楽しく「Pixelちゃん」と3ヶ月過ごしております。
バカみたいに、おサイフケータイにて、nanacoと楽天EdyとWAONとSuicaとQUICPayを使っておりまして(5種類も電子マネーを使う理由は、そう、ないはず)、財布にクレジットカードはメインの1枚だけ財布に念のため。作ったビューカードはモバイルSuica用なので、引き出しの中。
ポイントカードはすべてPixelへ。対応していないポイントカードはもう、諦めました。
相変わらず現金は数千円だけ財布に入れていますが、ほとんど使わない。
Pixelちゃんとだけ、コンビニにいけば何でも買える。
全曲、Google Play Musicへ移行完了。
デレステは、スナドラ845のおかげで、快適に3Dプレイが出来ます。
先日、船舶免許試験の前日に、なんと、カードが一時的に使用不能になる全国規模障害が発生し、まじで面食らったことを除けば(外食代を払うレジであたふたした)。
とりわけ、カメラの素晴らしさは、夜釣りや船上で大活躍すると思います。ほんとに、春が待ち遠しいですね。
ひとつだけ。今のところデメリットがあるとすれば、
AppleCareのようなサービスは、日本ではありません。メーカー保証が1年ってとこでしょうか。iPhone並みの攻めの価格なら、このあたりの有償サポートが欲しいところではありました。壊したらショックな価格ですよ・・・。
(そういうわけで、決済するクレジットカードを選び、ショッピング保険が手厚いカードで購入しました。その後は、モバイル保険に自分で入ることになりそうです。)
「日誌をつけること」の重要性(1)
チェーザレ・パヴェーゼは「日記」の本質を,自己に執着することのフェティシズムと捉えました。
自己に執着するとは語弊がありますが、「絶えず自己にまつわる記憶を喚起し、それを想像力に結びつけて、存在の感覚を確認する」という点に求めました。すなわち、日記の本当の目的は、毎日つけるだけという単なる自己集積フェティシズム(収集癖)ではなく、繰り返し読み、加筆することで自らの考えを洗練させていく執着と捉えたのです。
このことは、「日記」にとどまらず、例えば会社員が作成する「日報」・「週報」・「日誌」や学校で書かされる「勉強日誌」でもなんでもいいですが(以下、まとめて「日誌」ということにします)にもよく当てはまることだと思います。
私なりに、日誌をつけることの意義を考えてみました。
人間は寝たらいくらか忘れる生き物である
「私の記憶は90分しか持たない」とは博士の愛した数式の有名な一説。
そうではないにしても、1日単位で完結しつづける人生などありえず、日々有機的一体として昨日も、今日も、明日も「私」は続いていきます。
仕事でも、勉強でも、中長期的な視野で日々のタスクを積み上げていくことが求められ、そして成果を出すことが重要です。
しかし、どんなにある日、仕事を詰めて行って翌日に繋がるようにしようと、また、どんなにある日勉強を詰めて詰めて、また、明日途中から再開しようと、何も記録がない状態では、寝て起きてさあ、始めようとしたときに、「えっと昨日はどこまでやってどこからだっけ?」というふうになるのではないでしょうか。
人間、寝ているうちに記憶の再編が行われますが、そこで自分自身の脳内でどんなことが行われているかは神のみぞ知る(笑)。寝ている自分を意識的にコントロールすることなどおよそ不可能ですから、寝て覚めたら、もしかすると何かを忘れてしまっていることだってありうるでしょう。
「寝たら、怒りも冷める」ともいいますが、「寝たら、昨日の仕事や勉強への情熱もいったんリセット」ってなるかもしれませんよ。
気持ちも即時ONにして、タスク内容も昨日とスムーズに連携を、ってのは(私はよく寝るので)結構難しいです。受験勉強をしている時代はだらっと午前中が過ぎたりしていたわけです。
しかし、寝ないわけにはいかないですから。どうしたもんでしょうか。
日誌は日々の終わりに書くものにあらず
そんなときに、私がマメに実戦していることは、日誌を書くことです。それは、毎日つけるとかそういうレベルではなく、
- 1日何回も、随時つけること。
- 上書き、追記、修正、何でもOK
- そのとき思ったことでも、なんでもかんでも一切合切書いていく
- 箇条書きで結構、がんがん書いていく
受験生時代は、ノートを使っていました。日誌用として。
仕事を始めてからは、付箋やミニノートにどんどん書いていたのですが、昨年より、私の肝いりでそういう機能に長けたグループウェアを導入しまして、画面付箋機能を使ってやっています(社内研修ではひたすらそのメリットを伝え続けています)。
そして、最後に、「日報」として、その随時綴られた「1日の私」を見返しながら、まるっとコピペするような感じでまとめます。もちろん、他者に共有するための日報であれば、別に加除訂正を行いますが、とりあえず自分の日誌をまとめるという意味では、そのまままるっと保存用のレイアウトに、項目を種類別に整理しながら転記します。
また、「明日の自分へ」の段落も必ず挿入します。明日の自分へのお手紙です。
そして、翌日、「昨日の自分」からのメッセージとこの日報を呼んで、「昨日の自分」を追体験します。そうすれば、「ああそうだった」もあれば「よし、今日はここからスタートだ」と、新しい1日が始まるわけです。
人間誰しも寝て、忘れる生き物です。寝ることは幸せのひとつ。
しっかり寝ながらも、しっかり日々を連携する、日誌をつけることの大きな意味が、それだけでもあるような気がしませんか。
第1回の日誌をつけることの重要性は、ここまでです。
次回以降は、私だけにとどまらず、東大などに合格した卒業生の事例を交えながら、実質的にどういうメリットがあるのか、などについて掘り下げていきたいと思います。
1級小型船舶免許取得記(最終総括・発表)
手応え(自己採点)では、天変地異でマークシートが消失しなければ合格しているつもりでしたが、一応、公式に合格を確認しました。免許証の交付を待って、「船長」となります。ペーパー船長になるつもりはなく、3月から早速航海(ただし、最初は近場での五目釣り)する予定です。
取得決意からの履歴をたどると、
1月13日未明 思いつきのように、船舶免許取るか?
1月14日未明 教習所ってやっぱり高いなあ→あ、独学もあるのか。
1月15日 実技だけ教習つけてもらったほうがいいかもしれない。
「実技イメトレ独学も可能ではありそうだが、使いたい免許なので、シーマンの手ほどきは受けておいた方がいいかもしれない」
1月16日 2級で十分な航海範囲なので、と実技教習のみ問い合わせ。
1月17日 一気に1級取得可能(実技は2級と同じで学科のみ異なる)を知る
→実技教習のみ申込み。1級で受けるため、試験申請。
※申請から交付手続まで自前で出来るが、海技申請関係の運輸局はお台場か横浜で遠いので、交通費を考えても、海事代理士にお願いした方が早い上に安いので、代理をお願いしました。
1月18日 1級受験が確定。学科教材到着前にWEB(先人たちの体験記や検索でヒットする問題集)で試験対策開始。
・・・
1月30日 実技教習@江戸川
※やはり受講の意義はあった。実技つけてくれた方(堂福さん)は、受かるための技術は当然、海に出て困らないような実技練習をつけてくれた(試験に出ないロープワークや操船技術なども)。これぞ求めていた実技教習で大満足。(JACSボートスクール)なにより、実際の機関を目の当たりにして、1級のエンジン周りの専門知識をイメージで焼き付けられるので独学学科に役に立った。
2月3日 国家試験@平塚市
で、かかった費用は、
- 国家試験料(約3万円)※身体検査料含む
- 実技教習料(約2万7千円)
- 海事代理士手数料
- 免許交付登録免許税
- 写真代
- 教材費
しめて、65,000円くらい也(一括でJACSさんにお願いしました。明朗会計)。
それと、1級海図作業用の、大型三角定規代(600円くらい)
平塚までのガソリン代や前日入り費用などは、趣味のお金と変わらないので、必要経費にあらず。釣りにいっても使うので、取得費用とは呼ばない。
仕事が忙しいのは、試験不合格の言い訳にはなりませんが、趣味のためとはいえ、強行日程感はありますね。でも、受験指導を生業とする者として、大学受験さながらのお勉強でした。
かくして、1級小型船舶操縦士2週間取得プロジェクトは無事完遂。思い立ったが吉日。これで世界が広がると思うと、わくわくします。
1級小型船舶操縦士試験(試験総括:学科編)
実技試験が思いのほかうまくいって、学科試験の準備開始。朝の有象無象は嘘のように、るんるんです。
朝から学科のつもりで起きて飯を食いながら最終詰め込みしたので、ちょっともういいかな感はあります。でも、割と、棒暗記の箇所もありますし、勉強しないで受かるという試験ではないことはまちがいないので(1級の話)。
2級はまあ、常識的な問題も多く、ちょいちょいでも受かる人は受かると思います。
【試験の概要】
あらためて、試験について。
2級 50問 33問以上で合格
1級 14問 10問以上で合格
※合格点は65%です。
※1級取得の場合は、2級と1級を同時に受験し、同時に合格する必要があり、仮に2級合格+1級不合格でも、2級合格になるわけではなく、「不合格」となる。
・車の学科試験よりはボーダーが低い。
車よりも遙かに現実とは遠い世界の話が多いので、これで9割と言われたら一般的には厳しい試験になってしまいますな。海上交通は、港湾部等を除けば、基本的に自由(人をひくような危険はほぼないし)ということですね。
・範囲は多くはない。
また、水上交通は、上記の自由からすると、車よりもルールは少ない上、「道」のように決まったルートがあるわけではない(やはり港湾等を除けば)ので、範囲も少ない。
そういうわけで、2級は、合格率9割以上の試験です。こんな国家試験は他にないと思います。
しかし、1級は別物。試験後振り返れば、8割以上1級の勉強。これだけは私もちゃんと腰を据えてやりました。これは勉強日誌に残したとおりではあります。
1級に限った話ですが、棒暗記だと極めてしんどいので、ちゃんと原理原則に従って理解を伴う必要がある箇所もあります。幸い、気象などは理科(地学的な内容)が好きなもので難なく、クリア。海図も、数学が好きなので理解は容易で、あとは作業慣れ、でしたが、それ以外のエンジン周りなどはあまり物理学的な素養がなく、車でもあまり直接エンジン周りはいじらないため、かなりやりました(問題集の全ての問題で満点が取れるくらいやりこんではいます)。
実際、2級であっても、灯台の仕組みや標識など、覚えるべき基本ルールはありますが、そこは覚えなければ仕方ない。みすみす捨て問にするのは、海に出る者としてどうかとも思いますので、ちゃんと覚えます。
教科書を持ち歩くのは嫌なので、スマホでこれだけは覚えなきゃしょうがないところはパシャパシャ写真を撮って、いつでもどこでも見れるようにしておくわけです。
スマホは最高のパートナーだと私は思っています。
そうすれば、教科書出すまでもなく、スマホさえ出せば1分でも目に焼き付けられますからね。20頁くらいこうやって撮りました(なぜ車の中かといえば、車で人を待っているときに撮ったから)。
【学科本番】
「12時30分から試験開始」ってアナウンスがありました。
で、12時20分から説明をします、っていう流れだったのですが、なんと、説明が終わったのは12時34分。センター試験だったら、新聞に載って大騒ぎになるところですね(笑)。しかし、受験者数が少ないので、この辺は臨機応変にやれる運用なのでしょう。国家試験ではありますが。
説明の中で、「問題冊子を開いてください。落丁はないですか?」とありました。え?開いていいの?普通は始まってからチェックしません?あったら手を上げろ、って感じではないですか?まあ、いいか、事前にチラ見したところで、時間余る試験ですし。国家試験ではありますが。
ある受験生は、落丁チェックではなく、完全に問題ガン見して見当つけてましry
で、試験開始は「12時35分からでいいですね。じゃあ、あと20秒くらいで始めます。」
1級+2級の合計試験時間は、140分ですが、140分かかる人は多分皆無です。絶対に早く終わります。ですので、多少雑でもいいんでしょう。国家試験ではありますが。
そんな感じで、スタート。
マークシートですが、マークは後回しにして、どんどん解きます。
模試では、2級は15分弱、1級は海図作業含めて30分くらいでしたので、まあ、マークの時間とマークチェックを含めて1時間くらいかなという感じで。
・・・・
一通り解答終わって、マークに慎重に転記をし、最後に、もう一度全問マークのチェックを入れました。時計を見たら、13時15分でした(ここまで40分間)。ほぼ全部、問題集と同じ問題で構成されておりまして、うーん、マークチェックではない「問題の見直し(解きなおし?)」をするかどうか、10秒ほど考えました。
「問題集とほぼ同じで、迷いのある設問はない実感。64問も全部見直すのはめんどくさい。朝から走って疲れた。かえりたい。出よう。」
という誘惑に速攻で負けて、荷物まとめて解答用紙を指定された通りにして、退出。これで私は、一足先に試験終了。
途中退出は30分後からできます。
退出すると、二度と戻ることはできませんので、試験室外の掲示板に、解答が示されており、自己採点が出来ます。
まず、あまり落とせない1級を。
1級 14/14(満点)目標達成。
さすがに、問題集の問題280問全てを出されても満点取れるまではやりこんだ(その必要性は絶対にないが、受験経験と受験指導を仕事にしている以上、そういうやり方になってしまう)だけはありました。数問のミスが響く試験では、満点を狙うのが基本姿勢です。海図も数値がピタリでしたので、自信はありました。
で、2級は65%を切ることはもはや想定しがたいが、何点かは気になるので、やってみる。
2級 63/64(??)
満点取れるぞ、というほどやりこみはしておりませんが(1級(14問)より問題は多く(50問)ともすごく簡単で、17問落としてもOKだから、多少はミスしても良い)、実感では、満点の実感がありました。え、なぜだ?と解答掲示板の前で呆然(笑)。どうせなら完全制覇という欲が(いまさら)出る。
問11 ×
まあ、いわゆる車検のようなものが船にもあるわけですが、これ、勉強したことなくても日本語の「譲渡」の意味が分かれば解けますよ。普通に考えて。
こんな問題があって、考えたことが記憶にないくらい印象の薄い「極易問題」。正答率は99.9999%ではないかと思われる。
「誤っているものを選べ」だと・・・?
すぐ隣に、「車検証」のように輝く、「検査証書」があるわけで、それは飛びついちゃいますよね、パブロフの犬のように。そうか、きっと私、条件反射で解いたんだな、これ。
そういうわけで、2級は満点は取れませんでした。悔しいぞ、これ。
【学科総括】
マークミスもチェック済みなので、何か「神の見えざる悪意のある手」や「マーク読み取り機」が故障したり、朝の有象無象のように、試験実施機関の手違いが無い限りは、受かっていると思います。
総じて、勉強時間は、勉強日誌記載の時間と、電車の行き帰りや細切れなどを加えて、12~14時間というところでしょうか(期間にすると2週間程度)。多分、今日の問題構成からすると、1週間前でも大丈夫だったかもしれません。
ただ、勉強しなくて良かったかと言えば、やはりNO。とりわけ、1級は真面目に詰めた方がよい。
私は受験業界人。普通の人と違って、試験対策に関する方法論や、普段生活してて使わないような数学的概念や理科概念に接し続けているので、結果的に、全てを総覧する必要はありませんでしたが、もし、私が大卒後、そういう職業についていなければ、しんどい部類(1級は)ではあるかもしれません。学科教習をきちっとつけてもらうか、腰を据えてやるほうがいいかもしれないような、気もします。これは受験者個人の属性によるところはあるでしょう。
でも、詰め込みが強烈に効く試験であることは間違いなく、詰め込みこそ、真の教育であるというのを実感しています。
かくして、合格発表はまだですが、船長デビューと相成りそうで、春の訪れが楽しみになってきました。ヤマハのレンタルボート、シースタイルのサイトを見て、ボートを借りるマリーナを探したりしています。久々に勉強が、面白かったな、という感想です。
1級小型船舶操縦士試験(試験総括:実技)
本日、1級小型船舶操縦士の国家試験を受験。
総括しておこうと思います。
【試験主催者都合による急遽の予定変更】
通常の国家試験では、午前中に学科試験、午後から随時実技試験を行い、解散という流れですが、時と場合によって、その順序が変更になることがあるそうです。
「あるそうです」も何も、私がその当事者になったので「ある」わけです。
学科試験会場と実技会場が最寄りだったり、同一マリーナだったりする場合は、受験者の心の準備はさておき、それほど問題にならないのですが、今日は、集合時間の45分前に学科の会場に入ったら、私の受験番号の席がない。
私「あの、私の席がないんですが?」
係員1「あ、えと、お宅は、午前は実技に変更となっています。」
私「は?聞いてませんが?」
係員1「いや、昨日連絡しました。」
私「いえ、連絡受けてませんが?」
係員1「お通いの教習所に連絡済みですが?」
私「お通いの教習所って私、実技のみ練習つけてもらっただけで、それ以外は自分でやったんですが?」
係員1「え。。。」
私「え。。。じゃないですよ。」
第一、WEBなどにそういう情報が上がるわけでもなし、受験申請書に電話番号等記載するのに、それは何のために・・・。
・・・・やはり、教習所通すのがこの試験の筋なんですね。
係員1「ごめんなさい。連絡が漏れていたようです。急いで実技会場に向かって下さい。8時40分には集合となり、すぐに身体検査が始まりますので。」
この時点で、8時10分でした。
今回は、平塚市の会場だったのですが、学科会場と、実技会場は徒歩30分(約2キロ)離れています。バスがあるからそれに乗れ、というので、バス停にいったら、次のバスまであと20分。
これは走るしか。しかし、怒りますよね?!普通。だけどそんな余裕もない。
「競馬ファンの皆様、おはようございます。よい天気に恵まれました。さて、平塚第1レース、距離は2000メートル・・・発送時刻は8時15分です。」
脳内ファンファーレによってゲートイン、スタートしました!
完全防寒(完全ワークマン)でリュックを抱えて、ダッシュ。ダッシュ。
大きな国道を横切るのに、横断歩道はないので歩道橋を走り、信号待ちや路地を通り抜けること、15分。到着(8時35分)。
「ぜぇぜぇ」と控え室に入ってみんなの注目浴びる。
係員2「あ、最後の1名がいらっしゃったので、では、説明を始めます。」
その後、息切れ、この寒い中汗だくで、身体検査を流れ作業で。
【身体検査】
・視力検査
・色覚検査
は、健康診断よりも簡易的ではありますが、一応機械で行われます。
・身体運動検査
・聴力検査
この2検査は、受験番号の呼び出しに応えられるか、席を立ったり座ったりの様子を観察して検査に換える、という検査。
車の免許よりはずっとずっと楽です。1分で終わります。
【実技開始まで】
実技は9時10分から。それまでトイレ休憩。息切れも落ち着いてきて、ちょっと係員にことの顛末を聞くことにしました。
私「あの、実技先だなんて聞いてないのですが?」
係員2「いや、そういうこともあるんです。」
私「いや、連絡無かったですってことですよ。これだけ会場が離れているのに、連絡なしでいきなり実技行けっていわれると困ります・・・。はやめに学科会場行ったからよかったものの・・・」
係員2「え。。。」
私「さっき、学科会場でも、係員の人に言ったのですが、なんでも、教習所とおして連絡をしたとかおっしゃってましたが、私そういうのしてないんで。」
係員2「あ。。。申し訳ございません。こちらのミスですかね。うーん。」
私「まあ、間に合ったんでいいですけど、早々に疲れました(笑)実技怖いです(笑)」
係員2「(やべぇって顔で)・・・すみません、リラックスしてお待ち下さい。」
まあ、一応、国家試験(受験料3万円)ですからね、ちょっとさすがにどうかとは思いますが、昼休み飯でも食いながら実技のイメトレしようと思っていたところ、その計画も全部吹っ飛びまして、しかもあと5分で試験という状況では余裕ゼロ。
そのまま桟橋に向かいます。
おいおい、いつもの釣り場じゃん。こんなところに試験場があったのか。
やっとあがった息が元にもどりました。
【実技試験開始】
実技試験開始です。3名1組で1つの試験艇。
試験官「では、試験を開始します」
げ、さっき文句を言った「係員2」だ(笑)車の免許と同じように、試験官に悪印象を与えないように、ってちまたで言われているのに。
トラブルは連鎖して続くものです(笑)
俺は悪くない、と言い聞かせて、試験が始まりました。
1.出航前点検、トラブルシューティング、機関の運転、ロープワーク
実技の練習をつけてもらっていたときは、順々にひとつずつ交代しながらやります、って聞いてましたが、そうではなく、指名を受けた1名が、一気に、この4科目を通しで行います。すごいスピードで。(交代でやるところもあるのかもしれません。)
①出航前点検(外側点検、法定備品、エンジン周りの3点について)
まず、外側の点検。船体外板、安定状態、浸水点検、係留ロープ点検、プロペラ点検、船灯点検、ワイパー点検、汽笛点検、の8項目からランダムに2項目、指示に従って点検をします。
私は、「安定状態点検」(船を揺さぶって点検)と「浸水点検」(エンジンルームの浸水チェック)でした。1分くらいで2つ流れ作業のように終わりました。
つぎに、法定備品の点検。こちらは、必ず船舶に積んでおかなければならない8つの備品チェック(ライフジャケットやアンカー等)。
私は、「消化器」と「あかくみ」を指さして終了。10秒くらいですかね。
次に、エンジンまわりの点検。11項目(オイル、燃料系統、その他)についてランダム2項目、こちらも指示に従って点検。
私は、「Vベルト点検」と「電源系統」でした。これも30秒くらいで終了。
次に、トラブルが生じた場合にどのような処理をするか、という点について、質疑応答が行われます。
私は、「エンジンがオーバーヒートしたことを確かめる計器はどれですか?」ということで、「冷却水温度計」を指さすものでした。これも10秒くらいで終了。
③機関運転
エンジンONと暖機運転です。
機関室にガソリンが揮発した気体が籠もっていると、爆発するおそれがあるので、必ずエンジンONの前に換気を行います。また、オートマ車と同じく、シフトレバーが定位置にいないとエンジンがかからないので、そのチェックを指さし呼称しつつ行います。
終わったら、エンジンをONにし、指示されたエンジン回転数までギアを抜いた状態で暖機運転を行います(今回は、1500回転)。
これも、1分~2分くらい。
④ロープワーク
もやい結び、本結び・・・7種類のロープの結び方があるのですが、そのうちひとつを実演するように指示が出ます。
私はもやい結び。ほどけない輪っかを作るのに非常に便利で、救急の現場でも使われているらしく、Youtubeで結び方を学んでいました。いい時代だ。
ロープワーク出来ないのは致命的です。受験生としても、しっかりと練習しておくべきだし、船の係留やアンカーなどでも必須の結びになるので、船を操るなら必須でそれが出来なければ海難にも繋がる。出来ないとは言わせないレベルになっておくべきでしょう。
そんなところで、第1段階が終了。5分かからなかった。
ここまでは、イメトレで完璧に出来ます。ロープも練習さえ積んでおけば。絶対に点を取るべきところ。ここで取れないのは、努力不足。試験を舐めている(お前がいうな)。
2.操縦試験(基本)+安全確認
続いて、前進、後進、変針(曲がること)、転進(Uターン)、蛇行の試験です。こちらも、交代しながらかと思ったら、1名に対し、一気に行われました。
ランダムに指名がかかるので、最初の人は緊張します。そうではない人は、後ろに座って眺めながら自分のイメトレが可能です。私は2番目。
1番目の方が、非常に念入りに安全確認を行う方でしたので、私としても大変参考になりました。多少運転が下手でも、安全確認さえパーフェクトならば、悪い点数はつけない、というのが通説ですので、朝の有象無象でイメトレが出来なかった私には良かったです(笑)。
また、申し訳ないけど、1番目の方が蛇行で失敗をされていました(それだけでは絶対に落ちない)ので、悪い見本が先に見れたというのもあり、実際に自分の番になっても、さっくりと10分かからずに終わりました。多分、実技練習の時よりも、蛇行は上手にできました。
なお、蛇行を除けば、ここの科目で失敗する人もそういないと思います。他の方もすんなりサクッと終了(みんなスンナリ)。
3.応用操縦試験+安全確認
最後に、人命救助、避航操船、着岸、離岸の4科目。安全確認は、こちらも常に。
①人命救助
試験官が投げ入れたブイを、人間だと思って救出に向かうタスクです。ポイントは、
・ゆっくりとふらつかずに、最短距離でブイに向かう
・ブイの近くでは、船の行き足をなくす
・プロペラに人を巻き込まないために、ギアをニュートラルにする。
・船の後ろから救出するため、船にブイをぶつけないようにすれすれまで近づきつつ、ブイを救出する
ということになっており、おそらくこれが一番難しかろうと思います。船にはブレーキというものはありませんし、タイヤグリップのようなものももちろんないため、行き足なくすといっても、行き足なくして操縦がききません(舵がきかない)。
そこで、絶妙に近づいたときに、ギアを切って、行き足だけで近づき、行き足がなくなる前の数秒間で風の影響を読みながら、拾えるところで、かつ、ぶつけないところまで接近できるかがポイント。しかも、オタオタしてると、ブイが流されてしまい、拾えなくなったりします。
こちらも、1番目の人が苦労されている(ただし、一発OKの模様)のを後ろからずっと凝視できていたので、風の雰囲気や、こうしたほうがいいんだな、なんてじっくり眺めながらイメトレがはかどりました。人のを見て、イメトレも大事です。1番目の人は不幸というしかない。でも、一緒の方々もすんなり一発救助完了。
②避航操船
これは、実際にはそうではないのですが、試験監督が、「仮に、~だとしたら、というイラスト」を提示してきます。例えば、船が正面から来る、とか、横から船が来る、のように。そうだと仮定して、それを避ける操船をします。
これ、実質2パターンしかない。正面から来たら、右側通行なので、右に避ければいいし、そうではないときは、止まればよい。
私は、横から船が来ました、だったので、止まりました。
完全に停止していないのに、試験官が、はい、じゃあ次は~みたいなことを言い始めていたので、これはクリア確定。これで失敗している受験生は皆無かと思います。
③着岸+係留+離岸
ワンセット。車なら、駐車→駐車作業(?)→出庫みたいな感じでしょうか。駐車が一番難しいですよね。同じくこちらも、人命救助と並ぶ難関と噂です。
こちらは、突如南風が強くなりまして、ずいぶんと舵がきかなくなってきていまして、ちょっとだけ苦労しました。桟橋にぶつけると減点ですからね、はやめに船を桟橋と平行にして、寄せる技術が必要ですが、平行にした後が大変。これも、私は2番目に指名を受けたのですが、1番目の人が風でがんがん流され、イメトレしたんですが、こればっかりは操縦してみないことには感覚が分からない。
で、実際に私の番になったのですが、なるほど確かにかなり辛い。ぶつけるかぶつけないかのスレスレでなんとか完了。冷や汗でした。でも、ぶつけてないから大丈夫なはず。
その後の係留と離岸は、難なく終了。係留は、桟橋のクイの形状に合わせて適切なロープワークも必要になりますが、アウトドアで慣れ親しんでいる「巻き結び」は船舶でも必修事項となっておりまして、それが使えそうでしたので、巻き結びで速攻で係留(クリート結びでも可能な形状でしたが、他の受験者の方が苦労したり、失敗されていたのを見てたら、結び方が心配になってきたので。そもそもクリートなるものは、どのウチにもないから練習しづらい)。
時間にして、1時間。一人当たり20分前後ですね。
最後に、下船後、「じゃ、あとは学科で免許決まりますから」と言われましたので、おそらく合格推定。「このあたりは実はあまり水深深くない」「フカセ釣りの時は、ここのタナが~」みたいな雑談をする感じで終了でしたので、合格確定か。
朝のわだかまりも取れ、すがすがしく、実技試験会場を後にしました。
【実技総括】
事前に実技の練習はつけてもらった方がいいのは間違いないが、そうではなくてもなんとかなる気もするレベル。運転の下手さはあまり減点になっていないみたい(うまくいっていない受験者が運転してる横で、私は試験官のチェックの様子をじーっと見てましたが、減点チェックはあまりしてなかった。明らかな失敗の時だけ、チェック入れてましたね。)で、仮に、3つくらいミスがあっても、基準が車より甘い(車は7割で、がんがん減点されるのに対し、船も7割ですが、下手でも減点が少なく、ミスしても大失敗(救助失敗や、指示に従わないとか、着岸で船を大きくぶつける)でなければ減点幅は各科目で3割(これは実技の練習をつけてもらった人(試験官の経験有りと思われ)曰く)なので、多分余裕です)。安全確認しないと、その瞬間3割引く、っていってましたから、これはイメトレで絶対にカバーできる。「前後左右よし」「プロペラ周りよし」をこれでもかというくらい、ぶんぶんクビを回してやる。これは車と同じです。
案ずるより、生むがはるかにやすし、というところ。車と違って、決まった道があるわけでもなく、操作はハンドルと、前進・ニュートラル・後進だけのシフトレバーのみですから。
と、そういう感じで10時過ぎには解放され、昼過ぎの学科待ちです。
<<<後日談>>>全員合格だったようです。